千代の富士の出身地・福島町で九重部屋が4年ぶりに夏合宿

元横綱の千代の富士が親方を務めていた九重部屋の夏合宿が出身地、道南の福島町で4年ぶりに始まり、朝稽古に多くの見物客が訪れています。

九重部屋の夏合宿は千代の富士の出身地、福島町で毎年行われていましたが、新型コロナで中止が続き、ことし4年ぶりに再開しました。
町の「横綱千代の山・千代の富士記念館」で朝稽古が一般公開されていて、8日は幕下以下の12人の力士が稽古に臨みました。
力士たちは、土俵に入ると真剣な表情で向き合い、力強く体をぶつけたり声をあげたりしながら稽古にはげみ、汗を流していました。
また、土俵脇の見物席に集まった家族連れなどのファンは、気迫のこもった力士たちの姿に見入っていました。
函館市から訪れた40代の女性は「練習を見られる機会はめずらしいので来ました。練習量がすごく、迫力もあって元気をもらいました」と話していました。
また、函館市から家族で訪れた60代の男性は「テレビでみるのとは全然違い、音や臨場感、雰囲気も全部伝わってきました。家族みんなで稽古を見られ良かったです」と話していました。
九重部屋の朝稽古は今月14日まで行われ、午前8時から午前10時半ごろまで公開されています。