せたな町議長ら公務中昼に飲酒

道南のせたな町の議長を含む複数の町議会議員が7月、ビールを飲んだあと公務にあたり1人の議員はおよそ5時間後に車を運転していたこともわかりました。この車には一緒にビールを飲んだ議長も同乗していたということです。

せたな町議会の真柄克紀議長ら3人は、研修や視察で出張をしていた7月5日、昼食を取るために苫小牧市内の飲食店に立ち寄った際、ビールを飲み、その後、視察などの公務にあたっていたということです。また、ビールを飲んでおよそ5時間後、議員1人は帰宅する際にみずから車を運転し議長も同乗したということです。関係者によりますと、議長らは過去にも公務中に酒を飲み、注意されることがあったということです。真柄議長は、5日、NHKの取材に応じ、「皆さんにご迷惑をかけ申し訳なく思う。信頼回復できるように議員活動をしっかりやっていきたい」と話しています。また、公務中に酒を飲んだ当日、車も運転したという議員は、「アルコールは抜けていたと思うので、飲酒運転の認識はまったくないが、町民に不信感を与えるような行動をとったことは大変申し訳なく思う」と話しています。せたな町議会は、議長らがとった行動への処分も含め、対応を検討することにしています。