函館の中学校で備品紛失 警備会社との未契約も

函館市内の中学校1校で7月までに、校内で保管していた非常用の発電機をはじめ、学校の備品が複数、相次いで紛失していたことが分かりました。また、函館市ではこの学校を含めた複数の学校で、民間の警備会社との契約を結んでいなかったことから契約を急ぐことにしています。

函館市教育委員会によりますと、市立恵山中学校で7月までに校内で保管していた非常用の発電機1台や学校の備品が複数、相次いで紛失していたことが分かったということです。また、市教委が管理する恵山中学校では、国が指針で夜間や休日など防犯対策上、有効だとしている民間の警備会社との契約が結ばれていなかったということです。さらに、恵山地区と椴法華地区の小中学校あわせて3校でも同じように警備会社との契約が結ばれていないことがわかったということで、市教委はこれらの学校での契約を急ぐことにしています。函館市教育委員会は、「各学校の間で安全性に格差が生じないよう、必要な財源を投じて子どもたちや施設の安全を確保していきたい」とコメントしています。