大樹町で外国人実習生が浴衣着付に挑戦

牧場で働く外国人の技能実習生どうしが交流できる場所を提供しようと大樹町で、浴衣の着付けを体験する教室が開かれました。

この体験教室は、外国人技能実習生の受け入れ窓口となっている大樹町農協が主催する月に1度の日本語教室の一環として開かれ、牧場で働くベトナム人やインドネシア人の技能実習生20人余りが参加しました。
教室では、着付けの技術がある日本語教師らが、帯の締め方などを教えるとともに体の部位や、日常生活や仕事で使える日本語の表現も紹介しました。
技能実習生たちは、初めて着る浴衣に悪戦苦闘しながら、30分以上かけて着終え、記念撮影をしたり、夏にまつわる漢字を書いたうちわを作ったりして楽しんでいました。
参加したインドネシア人の技能実習生は「浴衣を着るのは難しかったです。みんな別々の牧場で働いているので、月に一度会えるのがうれしいです」と話していました。
講師を務めた「にほんごさぽーと北海道」の杉山絵理代表は「外国人技能実習生にとっても、息抜きできる場所があることは大切です。こういった居場所がほかの地域でも増えてほしいです」と話していました。