小学生が地元の湖の生き物を観察

地元の湖に生息する生き物について夏休み中の子どもたちが学ぶ観察会が2日、網走市で開かれました。

観察会は、国際的に貴重な湿地としてラムサール条約に登録されている濤沸湖について知ってもらおうと開かれたもので、夏休み中の小学生とその保護者、あわせて18人が参加しました。
子どもたちは実際に濤沸湖に入り、東京農業大学の園田武助教にコツを教わりながら、水を網ですくったり、湖の底をスコップで掘ったりしてエビやカニなどを次々と捕まえました。
中にはクロソイを捕まえる子もいて、子どもたちは歓声をあげて楽しんでいました。
このあと捕まえた生き物を室内に持ち帰って、園田助教に教えてもらいながら詳しく観察し、濤沸湖にはどういう生き物がいるかを学んでいました。
小学1年生の男の子は「カニが一番先に捕れて嬉しかったです。カニの性別の見分け方がわかるようになりました」と話していました。
また小学2年生の男の子は「湖にいろいろな種類の生き物がいることがわかり楽しかったです」と話していました。
講師を務めた園田助教は「自分たちの身近な濤沸湖には素晴らしいいろいろな生き物がいることを理解してほしいです」と話していました。