函館港まつり始まる 5日間の日程で 花火大会も

函館の夏の風物詩、「函館港まつり」が1日から始まり会場は多くの人でにぎわっています。また、1日午後7時45分から花火大会が行われる予定です。

「函館港まつり」は、昭和9年の函館大火で被害を受けた街の復興に弾みをつけようと、翌年から始まったイベントで、ことしで84回目になります。会場の1つであるJR函館駅近くの市道一帯ではおよそ80店の屋台が出店しています。初日の1日は地元の人や観光客など多くの人が訪れていて、焼きそばやかき氷を食べたり射的などのゲームを楽しんだりしていました。会場を訪れた24歳の女性は「アイスとたこ焼きを食べました。すごくおいしかったです。コロナが落ち着いてお祭りができることはいいことだと思います」と話していました。
また、1日午後7時45分からは花火大会が行われる予定で、打ち上げ場所となる緑の島では、職人たちが花火玉を持ち上げ、1つ1つ丁寧に筒の中に入れて準備を進めていました。
花火大会の演出の担当者は「ことしは天候がよいため準備が順調に進んでいます」と話していました。花火は最も大きいものでおよそ300メートルの高さまで打ち上げられ、半径140メートルほどにまで広がるということです。花火大会では函館市出身のロックバンド「GLAY」の音楽にあわせて打ち上げられる演出など、去年よりも1つ多い合計6部で構成されています。さらにことしは新型コロナウイルスの影響で中止になっていた「いか踊り」が復活するなど、4年ぶりにすべてのイベントが行われることになっています。祭りは1日から5日間開かれる予定で、詳しいスケジュールや当日の交通規制の状況は公式ホームページで確認することができます。