道南6月の有効求人倍率 前月比ほぼ横ばい

道南の6月の有効求人倍率は0.84倍と、前の月からほぼ横ばいになっています。

函館公共職業安定所によりますと、仕事を求める人1人に対し、何人の求人があるかを示す有効求人倍率は道南では6月、0.84倍でした。これで17か月連続で前の年の同じ月を上回りましたが、前の月・5月と比較すると、上昇幅は0.01ポイントとほぼ横ばいになっています。新規求人数を業種別でみますと、前の年の同じ月と比べて「宿泊業、飲食サービス業」が45.1%、「卸売業、小売業」が34.6%、それぞれ減少しました。一方、ゴルフ場などの「生活関連サービス業、娯楽業」が233.3%、「医療、福祉」が11.4%それぞれ増加しました。函館公共職業安定所は「原材料価格の高騰と人手不足感の影響で、事業者が求人を出しにくい状況が見受けられる」として、引き続き、雇用に影響を与えかねない社会情勢を注視したいとしています。また、8月末に閉店する函館市のテーオーデパートの従業員の再就職支援について9月、企業説明会などを開きたいとしています。