「アイスホッケー今季困難 プロ存続最優先に」釧路市蝦名市長

アイスホッケー、アジアリーグの出場資格停止となった「ひがし北海道クレインズ」と、選手の受け皿として発足した「北海道ワイルズ」。
釧路市の蝦名市長は釧路からの今シーズンのリーグ参戦は難しい情勢としながらも、プロチーム存続を最優先に対応を検討する考えを示しました。

アジアリーグは経営の悪化で給与の未払いが続き選手や監督らが離脱した「ひがし北海道クレインズ」の今シーズンの出場資格停止を決めました。
釧路アイスホッケー連盟や市などは、クレインズや、離脱した選手の受け皿となった「北海道ワイルズ」とは別に新たな組織を立ち上げ、今シーズンの参戦を目指す方針を7月、表明しました。
釧路市の蝦名市長は1日の会見で、リーグがすでに今シーズンの日程を発表したことなどから「どういう手法がとれるのかがわからないのが現状だ」と述べ、新たな組織による今シーズンの参戦は困難との考えを示しました。
そのうえで、クレインズの代表と連絡が取れず新たな組織の立ち上げに影響が出ていることを明かし、「プロチームが釧路に存在していることが地域にとっても大きな誇り、願いだと思う。プロチームを残すことを最優先に、選手の練習のサポートや試合の機会を得る方法を考えたい」と述べました。