旧国鉄車両を観光資源に!アスベスト除去費用を募る

北見市内にある旧国鉄時代の車両のアスベストを除去して観光資源として活用しようと、NPO法人が費用をインターネットで募るクラウドファンディングを行っています。

北見市のNPO法人「オホーツク鉄道歴史保存会」は去年2月、旧国鉄時代の機関車など7台を、保管場所の北見市常盤町の土地ごと譲り受け、観光資源として活用するため修復を進めています。
このうち1960年代から80年代にかけて、道内で急行列車などとして活躍したキハ27という車両は102両製造されましたが、老朽化などから解体が進み、現在は全国で数両しか確認できないということです。
この車両の下部にある配管などにはアスベストが使われていることから、NPO法人は7月からアスベストの除去などにかかる費用600万円を、クラウドファンディングで募っています。
期間は8月末までで、目標額に達した場合は専門業者に除去を依頼し、目標額を大きく上回れば車体の外装も修復することにしています。
NPO法人の長南進一理事長は「オホーツクの人にもなじみ深い車両を後世に伝えていくため、取り組みに協力してほしい」と話していました。