大手コンビニ「ローソン」が稚内市に初出店 2店舗オープン

大手コンビニチェーンが1日、稚内市内に2つの店舗をオープンさせました。今後、先行するほかのコンビニチェーンとの間で競争の激化も予想されます。

大手コンビニチェーン「ローソン」が1日にオープンさせたのは稚内市内の2つの店舗で、このうち「稚内栄五丁目店」では関係者がテープカットを行った後、午前8時から営業が始まりました。
稚内市内では、道内を中心に展開する「セイコーマート」が18の店舗を運営していますが、この大手チェーンが進出するのは初めてとあって、開店と同時に店内はおよそ100人の買い物客で混雑していました。
この大手チェーンでは宗谷地方への進出を検討してきましたが、旭川市にある拠点から商品を配送するため、大雪など悪天候の際は商品を店舗に届けられないおそれがあり、これまで出店を見送ってきたとしています。
今回、稚内市内に出店するにあたっては、店舗にある商品保管庫を通常のおよそ3倍に広げて在庫を多めに保管したり、弁当などを調理するちゅう房を設けたりすることで配送に影響が出る場合でも対応できるようにしたとしています。
親子で訪れた40代の男性は「開店をとても楽しみにしていました。深夜も営業しているので生活が便利になると思います」と話していました。
この大手チェーンでは今月25日に稚内市内に3店舗目を、年内には宗谷地方にさらに1店舗オープンさせる予定で、今後、先行するほかのコンビニチェーンとの間で競争の激化も予想されます。