「室蘭ねりこみ」 4年ぶりの開催に大勢の見物客でにぎわう

山車やみこしが練り歩く、「室蘭ねりこみ」が29日夜、室蘭市で4年ぶりに行われ、大勢の見物客でにぎわいました。

「室蘭ねりこみ」は、毎年、今の時期に開催されている「むろらん港まつり」に合わせ、山車やみこしが商店街を練り歩くイベントですが、新型コロナウイルスの影響で去年までは中止が続き、4年ぶりの開催となりました。
ことしは地元企業や町内会などから総勢550人あまりが参加し、9つのグループでそれぞれに制作した山車やみこしが、順番にスタートしていきました。
大きなものでは高さ4メートルほどになるみこしもあり、わっしょいわっしょいと威勢のいいかけ声とともにコースを練り歩いていました。
沿道に集まった大勢の見物客は目の前をみこしなどが通るたびに水をかけたり声援を送ったりしていました。
ねりこみに参加した40代の男性は「地域のみなさんに温かく迎えられて、楽しく元気に練り込めたので本当によかった。参加してくれたみんなに感謝したいです」と話していました。
室蘭市の「むろらん港まつり」は30日も開かれ、特設会場ではよさこいソーラン踊りなどが披露される予定です。