“地域の農産物知って” タイの観光客が秩父別町で収穫体験

地域の農産物などを広く知ってもらおうと、空知の秩父別町では、27日タイから訪れている観光客たちが、花の収穫作業を体験しました。

秩父別町では、外国人に地域の農産物などを広く知ってもらいたいとして、町内の農家や工場を見学する観光ツアーを企画し、タイから訪れた観光客6人が参加しています。
27日は町内で花を生産している我部山豊春さんの農業用ハウスを訪れ、花の収穫を体験しました。
収穫したのは緑色の丸い花が特徴のテマリソウで、夏でも比較的涼しい地域で育ちやすいということです。
参加した観光客たちは我部山さんに教わりながらテマリソウを収穫し、茎の長さなどをそろえて、袋に詰める作業を行っていました。
今回のツアーではメロンやブロッコリーの収穫体験や、トマトジュースの工場見学なども行ったということです。
参加したタイ人の女性は「町の人たちが気軽に声をかけてくれて、とても感動しました」と話していました。
観光ツアーを企画した秩父別町役場のペミカ・カンチャノータイさんは「ふだんの旅行ではなかなか体験できない内容なので、喜んでもらえています。9月には親子のツアーも計画しています」と話していました。