都市間高速バスの一部路線 10月から「変動運賃制」初導入へ

道内の都市間高速バスの一部の路線で、乗車日によって運賃が変わる「変動運賃制」をことし10月から導入することになりました。「変動運賃制」の導入は、道内の都市間高速バスでは初めてです。

道内の都市間高速バスでは、コロナ禍が落ち着いて需要が回復傾向にある一方、燃料費や人件費の高騰により運行会社は厳しい経営が続いていて、安定した収益の確保が課題になっています。
こうした中、北海道中央バスなどは道内の都市間高速バスの一部の路線で乗車日によって運賃を変える「変動運賃制」をことし10月から導入することになりました。
「変動運賃制」では、需要が高い順に▼大型連休や年末年始などの繁忙期、▼金曜日から日曜日と祝日、それに▼祝日を除く月曜日から木曜日の3つに分類し、それぞれに運賃を設定します。
対象となる路線は札幌と釧路、帯広、函館、それに北見・網走とをそれぞれ結ぶ4つの路線で、大人運賃は現在よりも▼繁忙期で90円から640円上がる一方、▼祝日を除く月曜日から木曜日では90円から650円下がります。
新しい運賃での予約は来月(8月)1日から始まる予定です。
道外では一部のバス事業者が「変動運賃制」を導入していますが、北海道運輸局によりますと道内の都市間高速バスでの導入は初めてです。