函館市の人口減少数 道内自治体で最大

函館市の日本人の人口はことし1月1日時点で24万3080人と去年より4022人減少し、道内の自治体で減少数が最も大きくなりました。

総務省はことし1月1日現在の住民基本台帳をもとに全国の各自治体の人口をまとめました。
それによりますと、道南では去年の同じ時期と比べて18すべての自治体で人口が減少し、このうち函館市は24万3080人で、4022人、率にして1.63%減少し、道内の自治体で減少数が最も大きくなりました。
市を転出した人が転入した人を上回る「社会減」は791人、死亡した人の数が生まれた人の数を上回る「自然減」は3231人となりました。
函館市はことし、新たに人口減少対策本部を立ち上げるなどしていて、「部局を横断して広く、人口減少に対応できる施策を展開して少しでも食い止めていきたい」としています。
このほか、道南の自治体では、人口減少率は今金町が3.79%と最も高く、一方で、七飯町が唯一、転入が転出を上回る「社会増」となり、減少率も0.5%と最も低くなりました。
七飯町は「函館のベッドタウンで宅地も比較的手に入りやすい価格帯なうえ、子育て支援策などが影響したとみている。お試し移住体験など人口増加に向けて引き続き対策を進めていく」と話していました。