白老町の小学校 25年間海岸の清掃活動で海上保安庁から表彰

胆振の白老町にある小学校が、25年間続けてきた海岸の清掃活動が環境美化に貢献したとして、海上保安庁から表彰されました。

今月17日の「海の日」に海上保安庁の長官表彰に選ばれたのは白老町の虎杖小学校で、自然を大切にすることで環境問題について考えようと25年前から学校の近くにあるアヨロ海岸で毎年ゴミ拾いを行ってきました。
25日は小学校の体育館で全校児童35人が出席して表彰式が行われ、室蘭海上保安部の平山仁志部長から賞状や記念品が贈られました。
また、式のあとには海上保安部の職員による出前授業も開かれ、児童たちは、海ではプラスチックのゴミが最も多いことや、「マイクロプラスチック」と呼ばれる砕けて小さくなったゴミは魚や鳥が食べてしまい、生態系への影響が懸念されていることなどを学びました。
小学6年生の児童は「海岸をきれいにすることが表彰されてうれしい。これからも活動を続けていってほしい」と話していました。
また、関東英政校長は「今まで活動してきた子どもたち全体で表彰を受けたと思っている。これからも環境問題やふるさとを大事にする気持ちを育てていきたい」と話していました。