5人死亡交通事故の現場で道路改修工事拡大 八雲町

道南の八雲町でトラックと都市間高速バスか衝突し、乗客ら5人が死亡した事故を受け再発を防ぐための現場の道路を改修する未着手だった工事が、24日から始まりました。

先月18日、北海道八雲町の国道5号線でトラックと都市間高速バスが正面衝突し、5人が死亡し、12人がけがをしました。
国道5号線では過去に重大な事故が相次いでいて、北海道開発局は今回の現場を含むおよそ14キロを「事故危険区間」に指定し集中的に安全対策を行う対象としていましたが、今回の現場周辺では対策がされていませんでした。
この事故を受けて、国道を管理する北海道開発局・函館開発建設部は今月6日に「事故危険区間」の改修工事を行っていましたが、24日から未着手だった残りのおよそ5.5キロの工事が始まりました。
工事は、「ランブルストリップス」と呼ばれるセンターラインに連続して溝を設けるもので、車のタイヤがセンターラインを踏んだ際、音と振動でドライバーに注意を促します。
工事は今月30日まで片側の車線の通行を規制して行われる予定で、終了するとおよそ14キロのすべてで何らかの安全対策工事が行われたことになります。