釧路地方気象台で防災や気象台の業務を学ぶ施設見学会

防災や気象台の業務に興味をもってもらおうと釧路地方気象台で22日、施設見学会が開かれ、多くの子どもたちが訪れています。

この見学会は釧路地方気象台が入る合同庁舎で開かれ、コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となりました。
見学会ではふだんは立ち入ることができない場所を回るツアーが開かれ、参加者は雨量や気温などを計測する観測機器を見学したほか、天気予報や気象警報を出している「現業室」と呼ばれる部屋で、予報官の仕事や1日の業務の流れの説明を受けていました。
また庁舎1階のロビーには体験コーナーが設けられ、このうち実験装置を使って模擬的に津波を発生させるコーナーでは、風によって起きる通常の波は水面だけが動くのに対して、津波では水が全体的に動いてエネルギーが全く違うことを説明していました。
参加した小学生は「いろいろな資料を見て天気予報を出していることを知れて楽しかった」とか、「津波が来たら高いところへすぐ逃げようと思う」などと話していました。
この見学会は釧路地方気象台で22日午後3時まで開かれています。