上半期道内の貿易収支 過去最大の赤字

ことし1月から6月までの上半期の北海道の貿易収支は、円安やエネルギー価格の高騰などを背景に輸入額が増加し、過去最大の赤字となりました。

函館税関によりますと、ことし1月から6月までの北海道の輸入額は9699億9800万円と去年の同じ時期と比べて16.1%増加し、5期連続でプラスとなりました。
円安やロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを背景に価格が高騰したエネルギー関連の品目が輸入額を押し上げていて、比較可能な1979年以降で過去2番目の多さとなりました。
増加した主な品目は「原油・粗油」の2549億2700万円、「石炭」の1515億4600万円で、いずれも5期連続でプラスとなりました。
一方、輸出額は去年の同じ時期と比べて1.6%減少して1737億円と5期ぶりのマイナスとなりました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は7962億9800万円の赤字となり、比較可能な1979年以降で過去最大の赤字となりました。