函館地裁家裁の内田新所長が就任会見

函館地方裁判所と家庭裁判所の新しい所長に就任した内田博久氏が21日記者会見を開き、「裁判所の外の人とも接することで今までにも増して、広く社会に利用しやすい裁判所を目指したい」と抱負を述べました。

内田氏は東京都出身の61歳。
これまでに東京高等裁判所の判事や千葉地方裁判所の判事部総括などを経て、今月3日付けで函館地方裁判所と家庭裁判所の所長に就任しました。
内田氏は21日の記者会見で、「社会は大きく変化していて、裁判所はそのような変化に対応し、新しいニーズを満たしていかなければならない。裁判所の外の人とも接することで今までにも増して、広く社会に利用しやすい裁判所を目指したい」と抱負を述べました。
また、「法の支配への理解を広め、社会の安定と福祉を実現させることも裁判所の役割だ。裁判所の業務と、法律が社会で果たしている役割について情報発信し、社会に貢献していきたい」と述べました。
北海道の勤務は初めてで、20年ほど前に函館山で夜景を見たことについて「壮大な美しさに圧倒されて、忘れられない思い出になった」と話していました。