アイスホッケー・クレインズ 資格停止受け新組織で参戦目指す

アイスホッケー、アジアリーグが釧路市を拠点とする「ひがし北海道クレインズ」の出場資格を停止したことを受け、地元のアイスホッケー連盟や市などが今後の対応を協議し、クレインズを離脱した選手を受け入れる新たな組織を立ち上げ、今シーズンの参戦を目指す方針を明らかにしました。

アジアリーグは、経営の悪化で給与の未払いが続き選手や監督らがチームを離脱した「ひがし北海道クレインズ」について、選手登録の条件を満たさなかったなどとして、ことし9月に開幕する今シーズンの出場資格停止を決めました。
これについて20日夜、釧路アイスホッケー連盟が呼びかけて今後の対応を協議する会合が開かれ、釧路市や商工会議所、クレインズを離脱した選手の受け皿として発足した「北海道ワイルズ」のキャプテンらが出席しました。
非公開の会合後に行われた記者会見で、釧路アイスホッケー連盟の本川敬一副会長は、クレインズとワイルズの参戦が困難な情勢になっているとして、釧路の経済界を中心とした新たな組織を立ち上げて今シーズンの参戦を目指す方針を明らかにしました。
一方で、どの企業が出資をするかやチーム名など具体的なことは決まらなかったということで、今シーズンの参戦が実現できるかは不透明です。
本川副会長は「選手が今シーズン活動していける方向性を地元を中心に探っていく」と話していました。