道南を訪れた人の数 昨年度3年ぶり1000万人上回る

昨年度、道南地方を訪れた観光客などの数は、新型コロナによる行動制限の緩和などの影響で1139万人余りとなり、3年ぶりに1000万人を上回りました。

道によりますと、昨年度、道南地方を訪れた人の数は1139万3000人余りで、前の年度より263万人増加し、3年ぶりに1000万人を上回りました。
このうち、渡島地方を訪れた人は前の年度よりおよそ33%増加した1026万3000人余りで、道外からは399万人余りと56.2%増えたほか、道内からもおよそ627万人と21%増えました。
また、桧山地方では前の年度より10.4%増加した113万人余りで、道外からはおよそ11万人と26.4%増えたほか、道内からも102万人余りと8.9%増えました。
これについて道は、「全国旅行支援」などの観光需要の喚起策が後押ししたほか、新型コロナによる行動制限の緩和を受けてイベントが再開されたことなどが増加につながったと分析しています。
渡島総合振興局は「函館と台湾をつなぐ直行便が再開するなど、今後はインバウンドにも期待を寄せている。まだコロナ禍前の状況までは回復していないので、引き続き道外でのPRに力を入れていきたい」と話しています。