発芽野菜の大規模生産施設建設へ 伊達市で起工式

とうみょうなどの発芽野菜の大規模な生産施設が伊達市に建設されることになり、20日、起工式が行われました。

この施設は、広島に本社があり、とうみょうやかいわれ大根など発芽野菜の生産と販売を行う「村上農園」が、伊達市南稀府町に建設することになりました。
20日、建設予定地で起工式が行われ、村上清貴社長や伊達市の堀井敬太市長などおよそ20人が出席し、工事の安全を祈願しました。
式では、堀井市長が「この事業を通じ、市内の農業だけでなく、地域全体の経済環境の発展に協力してほしい」と述べ、新しい施設への期待感を示しました。
建設される施設は、敷地面積がおよそ3万平方メートルで、来年4月から稼働し、地元から20人程度を雇用するということです。
この会社はこれまで道内に生産施設がなく、関東で生産した野菜を10時間以上かけて運んでいましたが、新たな施設が稼働すれば、この輸送時間を大きく減らせるということです。
村上社長は「伊達市は雪が少なく、きれいな水を利用できることが進出の大きな決め手になった。道内の皆様により新鮮で品質の良いものを届けたい」と話していました。