狸小路商店街に隣接 新商業施設「モユクサッポロ」オープン

札幌市中心部の狸小路商店街に隣接する場所に都市型水族館も入る新たな商業施設「モユクサッポロ」が20日オープンし、多くの買い物客などでにぎわっています。

20日朝はオープンに先立って、午前10時半から「モユクサッポロ」の1階正面入り口前の広場で、狸小路商店街の150周年とともに、商業施設のオープンを祝う記念の式典が行われました。
このなかで、再開発組合の久保田雅彦理事長が「買い物やおいしい食事で満たされ、あすの活力になるような施設になることを願っています」とあいさつし、関係者がテープカットを行って開業を祝いました。
商業施設の前にはオープンの前から多くの人が並んでいて、行列の先頭で並んでいた函館市の27歳の男性は「未明に家を出て朝7時から並んでいます。中に入る水族館をずっと楽しみにしてきて早くペンギンを見たい」と話していました。
そして、午前11時に入り口のドアが開くと、並んでいた人たちが次々と中に入り、早速、買い物や食事を楽しんでいました。
札幌市中心部では、▽「すすきの交差点」に面する複合商業施設がことし秋の開業を目指して建設されているほか、▽8月末に閉店する札幌駅前の商業施設「エスタ」の跡地と、その隣接する地区に道内で最も高いビルの建設が予定されるなど、再開発の動きが活発になっています。