世界遺産登録まもなく2年 函館市で縄文文化の魅力伝える展示

「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されてまもなく2年になるのを前に、縄文文化の魅力を伝える展示が函館市で開かれています。

この展示は渡島総合振興局などが函館市内の商業施設で19日から開いているものです。
この中で、食やものづくりをテーマに縄文の魅力を伝えるパネルのコーナーでは、縄文時代は土器の発明によって食べられるものの種類が増えたことや、現代と同じく当時からクリやバフンウニなどが食べられていた可能性があることが説明されています。
また、道南にあるホテルでは縄文文化をモチーフにした会席料理が提供されていることなども紹介されています。
さらに別のコーナーでは、南茅部地区で出土した国宝「中空土偶」のレプリカや土器なども展示されています。
渡島総合振興局環境生活課の福田隆志主査は「世界遺産登録から2年がたち、改めて縄文の魅力を知ってもらうためにも、多くの人に訪れてほしいです」と話していました。
この展示会は今月30日まで函館市の「テーオーデパート」で開かれています。