ひがし北海道クレインズ 出場資格停止へ

経営の悪化で給与の未払いが続き選手が離脱した釧路市のアイスホッケーチーム「ひがし北海道クレインズ」について、アジアリーグが９月から開幕するシーズンへの出場資格の停止を決めたことが関係者への取材でわかりました。

「ひがし北海道クレインズ」の選手や監督らは、経営の悪化で給与の未払いが続いたためチームを離脱し、受け皿として発足した同じく釧路市を拠点とする新チーム「北海道ワイルズ」に大半が加入しました。
クレインズとワイルズはいずれもアジアリーグの９月から開幕するシーズンへの参戦を目指していて、リーグ側の判断が焦点となっています。
アジアリーグはクレインズの参戦を当初、容認する考えを示していましたが、その後、クレインズからはチーム体制などの発表がない状態が続いていました。
このため、アジアリーグはクレインズの選手の体制や財政状況などからリーグに参戦できる見通しが立たないとして、出場資格の停止を決めたことが関係者への取材でわかりました。
一方、ワイルズについては、リーグはこれまでの発表で、クレインズとの調整などの条件を満たせば、来年、２０２４年以降の加盟について審査するとしています。
しかし、２チームの間で協議は行われておらず、リーグ参戦をめぐる問題は不透明なままとなっています。