1トンの山笠担いで走る「芦別健夏まつり」

はっぴに締め込み姿の男たちが、重さ1トンの山笠を担いで走る「芦別健夏まつり」が15日夜、芦別市で開かれ、威勢の良いかけ声が街なかに響き渡りました。

「芦別健夏まつり」は、新型コロナの影響で去年まで中止が続き、ことしは4年ぶりの開催となりました。
まつりでは、弁財天や大黒天の飾りを乗せた重さ1トンの山笠3基が太鼓の合図で5分おきにスタートし、沿道を埋めた見物客から大きな声援が送られました。
担ぎ手たちは、雨のなかびしょ濡れになりながら威勢の良いかけ声とともに走り抜け、担ぎ終えるとお互いの健闘をたたえ合っていました。
旭川から帰省中の30代の女性は、「まつりで芦別が盛り上がると、楽しい気持ちになります」と話していました。
また、日本のまつりを初めて見たという札幌市在住のオーストラリア人の男性は「すごかったです」と驚いた様子を見せていました。
芦別健夏山笠振興会の田森良隆会長は「開催を待ち望んでいましたのでうれしいです。まつりで街もにぎわうと思います」と話していました。