弟子屈町 アドベンチャートラベルの体験型観光テストツアー

ことし9月に北海道で開かれる体験型の観光ツアーの国際商談会に向け、道東の弟子屈町で海外からのツアー客の満足度を高めるためのテストツアーが行われました。

9月に開催される体験型の観光ツアーの国際商談会「アドベンチャートラベルワールドサミット」に合わせ、道内各地では商談会の参加者によるツアーが予定されています。
道東の弟子屈町では14日、実際のコースをアドベンチャートラベルの専門家とともにめぐるテストツアーが行われました。
一行は、町内の活火山「アトサヌプリ」の麓を出発したあと、硫黄採掘に使った鉄道跡の残るシラカバの林を抜け、硫黄がむき出しになった山肌をトレッキングで移動しました。
専門家からは、海外のアドベンチャートラベル客に満足してもらうためには、ガイドが一方的に説明するのではなく、ツアー客との双方向のコミュニケーションが重要だとアドバイスを受けていました。
アドバイスを行った専門家のシャノン・ウォーカーさんは「海外の観光客は、このような誰でも入れるわけではない特別な区域に入れることが面白いと感じる。サミットは道東にとって最高のものをアピールする絶好の機会になる」と話していました。
ツアーを計画する釧路市阿寒産業振興課の長崎洵也主任は「アドベンチャートラベルは滞在日数が長く経済効果が非常に高い。サミットを機に釧路地域に根づかせたい」と話していました。