函館市営市場 スルメイカ取引価格過去最高

記録的な不漁が続く北海道のスルメイカ漁は、今シーズン、函館市の市営市場で1キロあたりの取り引き価格は1332円で、比較可能な統計が残る平成17年以降、過去最高となっています。

6月1日に解禁された北海道のスルメイカ漁について、函館市は6月末までの市営の「函館市水産物地方卸売市場」での取り扱い量をまとめました。
それによりますと、6月の生のスルメイカの取り扱い量は29トンで、去年の同じ月より38%余り減少し、比較可能な統計が残る平成17年以降、過去2番目に低い水準となっています。
また、6月の1キロあたりの取り引き価格は1332円と去年の同じ月に比べて377円上昇し、統計が残る平成17年以降で過去最高となっています。
これについて函館市は「スルメイカの水揚げ量が少ない上、新型コロナの影響が落ち着き、需要が伸びたことなどで取り引き価格が上昇しているとみられる」と話しています。