北海道南西沖地震30年 灯籠流しで慰霊

230人が犠牲になった北海道南西沖地震から12日で30年となりました。最も大きな被害を受けた奥尻島では、12日夜、犠牲になった人たちを慰霊する灯籠流しが行われました。

30年前の平成5年7月12日、北海道南西沖を震源とするマグニチュード7.8の大地震が発生し、津波や火災、それに土砂崩れなどに巻き込まれ、死者と行方不明者はあわせて230人に上りました。
島で最も多くの犠牲者が出た青苗地区では、12日夜、灯籠流しが行われ遺族などおよそ25人が参加しました。
集まった人たちは、津波で流され犠牲になった人たちを慰霊しようと、お経が唱えられる中、焼香していました。
そして、故人の名前が書かれた灯籠に火をともして1つ1つを静かに海へ流しました。