道内高校で新型コロナの感染拡大 いずれも学校祭後に拡大

札幌市の札幌月寒高校や札幌東高校で少なくとも50人以上の生徒が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたほか、道南の松前高校でも多くの生徒の感染が確認されました。道教育委員会は、いずれも学校祭を開催した後に感染が拡大しているとして、注意を呼びかけています。

道教育委員会によりますと、札幌市の▼札幌月寒高校と、▼札幌東高校では、それぞれ11日までに少なくとも50人以上の生徒が新型コロナに感染したことが確認されたほか、発熱やのどの痛みなどの症状を訴えている生徒が50人以上いるということです。
また、▼道南の松前高校でも、感染が確認された生徒を含む30人あまりが体調不良を訴えているということです。
3つの高校は11日から学校閉鎖になっています。
いずれの高校も、先週末にかけて学校祭が開催されていたということで、道教委は人が多く集まったことにより、感染が拡大した可能性が高いとして注意を呼びかけています。
また、今週末には道内の公立高校およそ50校で学校祭が予定されているということで、道教委は▽十分な換気を行うことや▽手洗い、うがいを徹底すること、▽それに、体調不良の際は自宅で療養することなど、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。