函館 北斗 七飯でタクシー運賃値上げへ

新型コロナによる経営悪化や人手不足などを背景に、函館市の一部の地域と、北斗市と七飯町でタクシー運賃が8月10日から値上げされることになりました。

タクシー運賃が値上げされるのは、南茅部地区を除く函館市、北斗市、それに、七飯町で、来月10日から値上げが実施されます。
運賃は、初乗り運賃の上限が40円上がって600円となり、加算運賃の上限は284メートルごとに80円から、302メートルごとに100円に値上げされます。
運賃を改定した北海道運輸局は、値上げ対象となった地域の7割を超えるタクシー事業者13社から運賃改定の要望を受けて審査し、10日新たな運賃を発表しました。
運輸局によりますと、事業者からは、新型コロナの影響による経営の悪化に加え、ドライバー不足が続くなか、運賃を値上げすることで人件費を確保し、労働環境を改善するため運賃改定の要望が出されたということです。
道運輸局自動車交通部は「新型コロナの影響でドライバーが減少したほか、収支と支出のバランスも悪化している。今回の運賃値上げを労働条件の改善に適切につなげてほしい」と話していました。道南では、このほかの地域についても値上げに向けた審査が行われています。