道南の江差町で中学生が伝統菓子「こうれん」作りに挑戦

道南の江差町で地元の子どもたちが地域の食文化を学ぶため、桧山南部の伝統的な米菓子である「こうれん」作りを体験しました。

「こうれん」は餅米に砂糖と塩、それに黒ごまを混ぜて作られる菓子で、10日は江差北中学校の1年生6人が校内の調理室で「こうれん」作りに挑戦しました。
はじめに子どもたちは砂糖などを混ぜた餅米を手で30グラムほどにちぎったあと、「のし棒」で直径10センチほどに丸く伸ばしていきました。
そして、乾燥させるため、すだれの上にひとつずつ丁寧に並べていきました。
子どもたちは薄く丸い形に伸ばすときに「うまくいかない」とか「穴があいた」などと言いながら、真剣に取り組んでいました。
すだれの上での乾燥は2日ほどかけるということで、そのあと生徒がそれぞれ自宅に持ち帰り、油で揚げるなどして食べるということです。
生徒の1人は「今まで江差の郷土料理についてあまり触れたことがなく、今回、詳しく知ることができて作ることができて、うれしかったです」と話していました。