南西沖地震から30年 奥尻津波館で特別展示始まる

北海道南西沖地震から12日で30年になるのを前に、震災の被害などを伝える「奥尻島津波館」では、発生当初から奥尻島の支援を続けた歌手の泉谷しげるさんの寄贈品を集めた特別展示が始まりました。

この特別展示は北海道南西沖地震の津波の被害や復興までの歩みを伝える「奥尻島津波館」で10日から始まったもので、地震の発生当初から島内の学校などで支援活動を行った泉谷さんのギターなどおよそ20点が展示されています。
この中では▼泉谷さんが島内の高校の体育館でライブを披露したときの様子を紹介する写真パネルや、▼北海道南西沖地震から30年になるのにあわせて、泉谷さんが奥尻島へ向けてつづったメッセージなども展示されています。
京都から訪れたという40代の女性は「泉谷しげるさんが奥尻島で支援活動を行っていたことは知りませんでした。『活動を偽善的だと言われても、しないよりいい』と書かれていて胸が震えました」と話していました。
「奥尻島津波館」での特別展示は10月末まで行われます。