ススキノの殺人・死体遺棄事件で警察が未明の時間帯に聞き込み

札幌の繁華街・ススキノのホテルで首を切断された男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、警察は、容疑者とみられる人物がホテルから立ち去った未明の時間帯にあわせて、付近の街頭で情報提供を呼びかけました。

今月2日に札幌市中央区のホテルの客室で首を切断された男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件では、警察は、前日の夜に一緒に入室した人物が事件に関わったとみて捜査本部を設置して行方を捜査しています。
事件から1週間となる9日、警察は、容疑者とみられる人物が1人でホテルを出た午前2時ごろの時間帯にあわせ、現場付近の街頭で通行人などへ情報の提供を呼びかけました。
捜査員は通りかかった車のドライバーなどに近くで不審な人物を目撃していないか尋ねていました。
現場はススキノの一角にあるホテルや雑居ビルが建ち並ぶ地域で、付近の防犯カメラの映像によりますと、容疑者とみられる人物はホテルを出た際、金髪のような明るい色の髪で、全身黒っぽい服に黒い帽子、マスクを身につけ、大きなスーツケースを引いていました。
札幌中央警察署の金森大樹刑事第一課長は「被害者の無念を晴らすため、なんとしても容疑者を検挙したい。ぜひ、捜査に協力してほしい」と呼びかけていました。