帯広市で親子向けの防災教室

帯広市で親子向けの防災教室が開かれ、参加者が心肺蘇生の方法などを学びました。

この防災教室は、2014年に広島県で起きた土砂災害で炊き出しなどで支援にあたった帯広市の建設会社が経験を生かそうと開いていて、新型コロナの影響で4年ぶりに開催されました。
このうち心肺蘇生の方法を学ぶ会場では、正しく圧迫できると音が鳴る人間の心臓に見立てた専用の道具が用意され、親子が並んで、一定のペースで圧迫を続けることなどを一緒に学んでいました。
会場では、AR=拡張現実の技術を使って周囲が浸水した様子を体験できるコーナーも設けられ、親子で専用のゴーグルを装着して、コーンで区切られたコースを一緒に歩いて、浸水を疑似体験していました。
娘と訪れた音更町の男性は「自然災害も多いので、防災意識を高めていかなければと思って参加しました」と話していました。
建設会社の宮坂寿文社長は「自分の家、自分の身は自分で守るという意識を親子の間でも高めてもらうきっかけにしてもらいたい」と話していました。