ろう者ボウリング選手が世界大会前に大泉潤市長表敬

耳が不自由な人たちのボウリングの世界大会に日本代表として出場する函館市出身の選手が7日、大泉潤市長を表敬訪問し、「子どもたちに夢や希望を与えたい」と活躍を誓いました。

大泉市長を表敬訪問したのは、函館市出身の会社員、櫻庭まどか選手です。
櫻庭選手は市内の生命保険会社で勤務しながらボウリング選手である姉の影響などで6年前から競技を始めました。
そしてことし5月、名古屋市で行われた代表選考を兼ねた強化合宿で日本代表に選ばれ、来月1日からドイツ・ミュンヘンで開かれる「世界ろう者ボウリング選手権大会」に初めて出場します。
きょうの表敬訪問で櫻庭選手は「9歳の息子のためにもメダルを取りたい。そして子どもたちに夢や希望を与えたい」と手話を交えながら活躍を誓いました。
これに対し、大泉市長は「体調に気をつけて持てる力を発揮してほしい」と激励しました。
今回の世界大会は2025年に東京で開催される聴覚障害のある人たちのスポーツの国際大会、「デフリンピック」の代表選考も兼ねていて、櫻庭選手はデフリンピックの出場もかけて大会に臨むということです。