夏でも山頂付近は10度以下に 登山は防寒対策など準備万全に

道北地方は各地で山開きが行われ、夏山登山のシーズンを迎えました。夏であっても山頂付近は気温が10度以下に下がることがあるため、道などは防寒対策など準備を万全にするよう呼びかけています。

道北地方には大雪山系や十勝岳連峰、暑寒別岳といった登山で人気のある山々があり、ことしも夏山登山のシーズンを迎えました。
こうした山の山頂付近は夏でも気温が10度以下に下がることがあり、軽装の場合、低体温症になるおそれがあります。
平成21年(2009年)には大雪山系のトムラウシ山で、登山ツアーのグループが悪天候のため遭難し、ガイド1人を含む男女8人が低体温症で死亡しました。
夏山での遭難を防ごうと、道や環境省などは登山者に対し、事前の準備として▼防寒具をしっかりそろえ、緊急時に備えて携帯電話や、自分の位置を知らせるGPS機器などを使えるようにしておき、▼出発前には山頂の気温など最新の気象状況を確認するよう呼びかけています。
また、▼最寄りの警察署に登山届を必ず提出したうえで、▼単独行動は避けて複数人で山に登るよう求めています。