八雲町の国道5人死亡事故受け再発防止のため道路の改修工事

先月、道南の八雲町の国道で対向車線にはみ出したトラックが都市間高速バスと衝突しバスの乗客ら5人が死亡した事故を受け、再発を防ぐため現場の道路を改修する工事が行われました。

先月18日、八雲町の国道5号線でトラックが対向車線にはみ出して都市間高速バスと正面衝突し、バスの乗客と双方の運転手のあわせて5人が死亡、12人がけがをしました。
この事故を受け、現場の国道を管理する北海道開発局・函館開発建設部は6日夜、事故現場を含むおよそ500メートルの区間で道路の改修工事を行いました。
工事は、「ランブルストリップス」と呼ばれるセンターラインに連続して溝を設けるもので、車のタイヤがセンターラインを踏んだ際、音と振動でドライバーに注意を促します。
工事は片側の車線の通行を規制して行われ作業員は専用の機械を使って溝を掘っていました。
国道5号線では過去に重大な事故が相次いでいて、北海道開発局は今回の現場を含むおよそ14キロを「事故危険区間」に指定し集中的に安全対策を行う対象としていましたが、今回の現場周辺では対策がされていませんでした。
北海道開発局は「ほかの場所についても地域住民の理解を得ながらできるだけ早く工事に着手していきたい」と話しています。