チェーンソーで丸太削りアート作品 下川町が地元の林業をPR

林業が盛んな上川の下川町で、チェーンソーで丸太を削ってアート作品を作り上げるイベントが始まりました。

このイベントは下川町などが地域の基幹産業である林業に親しんでもらおうと、平成23年(2011年)から開いています。
ことしで11回目となるイベントは「桜ヶ丘公園」を会場に6日から始まり、アーティスト3人が4日間かけてチェーンソーで丸太を削って、複数のアート作品を作り上げます。
ことしの題材は荷馬車や小屋で、これまでの大会で作った動物などの作品と組み合わせて、森に住む小さな生き物の世界を表現するということです。
3人は直径50センチ、長さ4メートルの丸太を下書きに沿って豪快にチェーンソーで削っていきました。
そして、細かい刃のチェーンソーに持ち替えて荷馬車の車輪を表現したり、削った木どうしを組み合わせて高さ2メートルほどの小屋を作ったりしていました。
イベントの実行委員会の木霊光委員長は「下川町は林業の町で、森林の手入れに欠かせないのがチェーンソーです。チェーンソーアートを見て、その魅力を感じてほしいです」と話していました。
イベントは7月9日まで行われ、できあがったアート作品は「桜ヶ丘公園」で展示されるということです。