農業用機械の国内最大規模の展示会 帯広で5年ぶり開催

遠隔操作で肥料を散布できる機器など、最新の技術を活用した農業用機械の国内最大規模の展示会が帯広市で始まりました。

この展示会は4年に1度開かれていて、当初は去年開催予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期され、5年ぶりの開催となりました。
会場には、国内外の114の企業や団体が課題となっている高齢化や人手不足の軽減を目指して開発した最新の農業用機械を出品しています。
このうち静岡県の輸送用機器メーカーは、遠隔操縦で農薬や肥料の散布が行える農業用の小型ヘリコプターを展示していました。
また、大阪市の大手産業機械メーカーが開発したカメラに連動した高性能のセンサーによって自動で搾乳できるロボットは、作業を大幅に省略できるとして参加者から注目を集めていました。
宮城県から訪れた農家の男性は「最新の技術を見たいと思って来ました。大きいトラクターを見てびっくりして帰りたいと思っています」と話していました。
この展示会は、帯広市の北愛国交流広場で今月10日まで行われます。