津別町でオホーツク産木材使用のスプーン配付

林業が盛んなオホーツク海側の津別町で木材の利用を促進しようと、オホーツク地方の木材で作られたスプーンを、町が地元の飲食店や宿泊施設に配付する取り組みが始まりました。

この取り組みは、面積のおよそ9割を森林が占め林業が盛んな津別町が木材の利用を促進しようと今年度から始めたもので、オホーツク地方のシラカバで作られたおよそ1万本のスプーンを地元の28の飲食店や宿泊施設に配付します。
配付は6月30日から始まり、このうち、町内のカフェレストランを訪れた町の職員は、取り組みの趣旨を店員に丁寧に説明した上で、およそ300本のスプーンが入った紙袋を手渡していました。
スプーンは長さが12センチほどで、柄の部分には町のホームページにつながるQRコードが記されていて今後、町の観光マップとリンクさせることも検討しているということです。
レストランの店員の野田真緒さんは「スプーンがたくさんの人の目に触れるように、スプーンを使うメニューを増やしていきたい」と話していました。
津別町産業振興課の仲澤純係長は「来年度以降は各施設ごとにデザインを変えたりしながら施設や町のPRにつなげていきたい」と話していました。