札幌・南区の住宅地でクマ目撃相次ぐ 市が電気柵を緊急設置

4日朝、札幌市南区の住宅地で親子とみられるクマ3頭が目撃されました。付近では前日にもクマが確認されていることから、市は電気が流れる柵を緊急で設置するとともに、地域の住民に注意を呼びかけています。

札幌市によりますと、4日午前6時ごろ、札幌市南区南39条西11丁目の住民から、自宅の近くに親子とみられるクマ3頭がいると通報がありました。
クマはその後、近くの山の方向へ去って行ったということです。
この住宅の付近では3日もクマが目撃されています。
これを受けて札幌市は4日午後、周辺に電気が流れる柵を緊急で設置しました。
クマが目撃された周辺は、住宅や飲食店などが立ちならぶ地域で、市は住民に十分注意するよう呼びかけています。

クマを目撃した80代の男性は「子グマを連れていたので、近づけば必ず襲われると思い、家から出ないようにしている。ことし6月に初めて出て、きのうときょうで3回目だ。およそ10年住んでいるが、こんなことはいままでなかった」と話していました。