帯広市のデパート藤丸の土地・建物を新会社が取得

ことし1月に閉店した帯広市の百貨店「藤丸」の土地と建物を藤丸の再建を目指す新会社がすべての地権者と合意して取得したことがわかりました。

ことし1月に閉店した帯広市のデパート「藤丸」について再建を目指す新会社は去年から地権者と土地と建物の取得に向けて交渉を続けてきました。
関係者によりますと、交渉の結果、土地と建物の権利を新会社が取得することですべての地権者と合意し、28日までに売買契約を結んだということです。
地権者の1人は「再建に向けて応援しようということで合意に至った。1日も早いオープンを願っている」と話していました。
新会社では2026年度までにいまの建物を取り壊し、3階から5階建ての商業施設として建て直して新たな商業施設として開業をすることを目指していて、今後再建策を具体化させていくことになります。
新会社「藤丸」の米田健史CSO=最高戦略責任者は、「交渉には長い時間がかかったが、地権者が一貫して応援する姿勢を持ってくださったことに感謝している。これでスタートラインに立てたので、再建に向けて頑張っていきたい」とコメントしています。