イトーヨーカドー跡 開業来年度に延期

去年7月に閉店した函館市の大型スーパー「イトーヨーカドー函館店」の跡地について、新たな施設のコンセプトを大幅に変更することになり、オープンは来年度に延期される見通しとなりました。

イトーヨーカドー函館店は、設備が老朽化していることや十分な品揃えを維持できなくなったことなどから不採算店舗の1つとして、去年7月閉店しました。
こうしたなか、建物を所有する不動産会社は、この建物を活用しスーパーを中心とした複合商業施設として来月中のオープンを目指していました。
しかし、新たな施設のコンセプトの大幅な変更などのため、オープンの時期が来年度中に延期される見通しとなりました。
コンセプトは策定中で、幅広い年代が楽しむことができ道南の魅力を広く発信できるような施設にしたいということです。
この跡地の売り場は地上2階地下1階、およそ1万3000平方メートルで、ことし5月からは内部の改修工事が続けられています。
建物を所有する一位物産の村上幸義社長は「延期することで地域の買い物客の皆さんにはご迷惑をおかけしますが、それをカバーできるよりよい施設にするので期待していただきたいです」と話しています。