長崎屋帯広店で閉店セール始まる「10倍」の人出

7月末で直営の売り場の営業を終了する帯広市の中心部の大型商業施設、「長崎屋帯広店」で23日から閉店セールが始まりました。

JR帯広駅のすぐそばにある「長崎屋帯広店」は、来月末をもってフロア面積のおよそ6割を占める直営売り場の営業を終了することが決まっています。
それを前に、閉店セールが始まり、店の入り口の前には開店前から大勢の人たちが集まりました。
店によりますと、開店時の来店者数は、通常の日の10倍ほどだったということです。
70代の男性は「きょうは衣料品などを買いに来ました。よく利用していたので、残念です」と話していました。
また、30代の女性は「ベビーカーでも利用しやすいのでよく来ていました。長く続いていたお店なので、寂しいです」と話していました。
長崎屋帯広店の谷口修店長は「私たちが想像している以上に閉店を惜しむ声を多くいただき地域の皆さんに愛されていると改めて感じた。従業員で一丸となって最後まで頑張っていきたい」と話していました。
「長崎屋帯広店」をめぐっては、土地と建物を取得した企業が2024年3月末までにテナントに退店してもらうよう交渉を進め、合意が得られれば、建物を取り壊す方向で検討を進めています。