JA北海道中央会の新会長にJAひがしかわの樽井功氏が就任

JA北海道中央会の総会が札幌市で開かれ、道内のJAグループのトップとなる新しい会長に、「JAひがしかわ」の樽井功組合長が就任しました。

JA北海道中央会は20日、札幌市で総会を開き、1期3年務めた小野寺俊幸会長の後任として、「JAひがしかわ」の樽井功組合長が就任しました。
樽井新会長は総会のあと記者団の取材に対し、「飼料や燃料などすべてにおいて価格が高騰している中で、組合員や北海道の皆さんが大変な思いをしている。この難局を乗り越えられるよう取り組んでいきたい」と抱負を述べました。
その上で、真っ先に取り組む課題として、物流業界で人手不足の深刻化が懸念されるいわゆる「2024年問題」を挙げた上で、「北海道の農作物に付加価値をつけるだけでなく、道や国にも働きかけ、北海道の農畜産物を関東圏や関西圏にしっかり運び続けられるよう問題の解決に向けて取り組んでいきたい」と述べました。
道内の農業は、肥料や飼料などの価格が高値で推移していることや、高齢化や人口減少に伴う人手不足などさまざまな課題を抱えており、競争力強化に向けた新しいトップのかじ取りが問われます。