標津小で「クマ学習」 生態や遭遇時の対処法を学ぶ

道東の標津町の小学校で、ヒグマの生態や遭遇したときの対処法などを学ぶ「クマ学習」が始まりました。

標津町では子どものころからヒグマについて理解を深めてもらおうと、おととしから町内の小学生を対象に「クマ学習」を行っています。
標津小学校では今年度から始まり、19日は町の職員が講師となって1年生、3年生、5年生を対象に授業が行われました。
このうち5年生の授業ではクマの生態について▼フキなど植物性の餌も多く食べることや、▼今の時期は繁殖期と子グマが親から離れる時期が重なっているため目撃件数が増えることなどが説明されました。
また、クマとの事故を防ぐため▼1人で山や川に行かないことや▼クマを見つけたら学校や家族に知らせることなどを学んでいました。
参加した児童は「草もたくさん食べることが意外でした」と話していました。
別の児童は「ごみのポイ捨てに気を付けてもしクマを見かけたら親に知らせたい」と話していました。
標津町農林課の加藤聡美主任は「クマについて考えてもらい、家族と共有して今後のための知識を身に付けてほしい」と話していました。