クマが身隠せないよう 札幌南区の公園でささ刈り取る活動

住宅街へのクマの出没を防ごうと、札幌市で、大学生や町内会の人たちがクマが身を隠すことができる公園のささを刈り取る活動を行いました。

19日は札幌市南区にある「南沢スワン公園」に大学生や町内会の人など30人あまりが集まり、ことし3月にこの公園でクマの目撃情報があったことを受けて、市がセンサーカメラを設置したと説明を受けました。
このあと、参加した人たちは電動草刈機や鎌などを使って人の背丈ほどに生い茂ったささを刈り取り、住宅街と森の境目の見通しをよくしていました。
参加した大学4年生の阿部朝日さんは「たくさん刈ることができてやりがいを感じました。ささの刈り取りなど学生にもできることがあるのでこれからもクマの生態を理解していきたい」と話していました。
札幌市環境共生担当課の清尾崇係長は「クマ対策は自分事としてみんなで取り組むことが大切なので、今後もたくさんの人に取り組んでほしい」と話していました。