旭川市周辺の8町がパートナーシップ制度を来年から導入へ

旭川市周辺の8つの町が、同性のカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ制度」を来年に導入する方針を決めたことが分かりました。道内の自治体で町が制度を導入するのは初めてとなります。

「パートナーシップ制度」は法律上は結婚できない同性カップルを結婚に相当する関係と自治体が認めるもので、導入されると公営住宅で同居が可能になるなど一部の公的なサービスが受けられるようになります。
この制度について、旭川市は来年1月からの導入を目指していますが、周辺の東神楽町や美瑛町など8つの町も旭川市と歩調を合わせる形で来年に導入する方針を決めたことが関係者への取材で分かりました。
制度の導入とともに8つの町と旭川市は連携協定を結ぶ考えで、カップルのプライバシーに配慮して居住地以外の自治体でも制度を申請できるようにするほか、自治体の間で引っ越しをする際に事前に申請すれば改めて手続きをせずに引っ越し先でも公的サービスを受けられるようにするということです。
道によりますと、道内の自治体で「パートナーシップ制度」を導入しているのは札幌市や函館市など8つの市のみで、町が導入するのは初めてだということです。
8つの町と旭川市は7月以降、住民から意見を募るパブリックコメントを実施するなど、来年の制度導入に向けて手続きを進めることにしています。
(8つの町は、東神楽町、美瑛町、東川町、鷹栖町、当麻町、比布町、上川町、愛別町)