紋別市渚滑町でまたクマの目撃相次ぐ 不要不急の外出は控えて

クマの出没が続いている紋別市渚滑町で16日、クマが相次いで目撃され、警察は住民に不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

警察によりますと、16日午前1時半すぎ、紋別市渚滑町4丁目の駐在所前の道道に体長およそ1メートルのクマがいると付近を走っていたタクシーの運転手から通報がありました。
渚滑町ではその後もクマの目撃が相次ぎ、午前8時前から午後6時前にかけて最初の目撃地点から半径500メートルの範囲内で5件の目撃情報が寄せられました。
このうち午後6時前の目撃情報は渚滑町4丁目の住宅からおよそ5メートル離れた場所だったということで警察は警戒を呼びかけています。
付近には住宅街や小中学校があり、このうち渚滑小学校では16日は全校児童で行う予定だった田植えの校外学習を中止しました。
また、市は近くにある体育施設の「落石アリーナ」と渚滑児童館、渚滑高齢者ふれあいセンターを今月19日まで休館する措置をとりました。
紋別市では今月5日にクマ1頭が駆除されましたが、渚滑町ではその後もクマの目撃が相次いでいて、警察は住民に不要不急の外出を控えて、出かける場合も徒歩はできるだけ避けるよう呼びかけています。